スキンケアのプライベートラベルとホワイトラベル、OEMかODMか?最適なモデルの選び方
プライベートラベル、ホワイトラベル、OEM、ODMは、互いに重なり合う概念です。フォーミュラの所有権、独占性、MOQ、スピード、責任の所在を比較して、最適なモデルを選びましょう。

目次
スキンケアのプライベートラベルとホワイトラベルの違いを調べたことがあれば、メーカーがOEMやODMといった別の用語で答えることにお気づきかもしれません。これら4つの呼び方は互いに重なり合うモデルを指しており、サプライヤーによって使い方が必ずしも同じとは限りません。
これらの用語は、並べて使われることがよくあります。たとえばHansolbioのサービスページでも、OEM/ODMサービスについて「国際的にはプライベートラベル、ホワイトラベル、受託製造として知られる」と説明しています。大切なのは、名称の背後にあるもの、つまりフォーミュラの所有権、独占性、どこまで変更できるか、そして製品の販売開始後に誰が責任を負うかです。
4つの用語をわかりやすく解説
これらは商取引上の用語であり、規制上の区分ではありません。以下の説明は業界での一般的な使われ方を示したもので、公式な定義ではありません。
ホワイトラベルのスキンケアとは?
サプライヤーが複数のブランドに販売する既存の完成品で、各ブランドがそれぞれ自社のラベルを付けて展開します。フォーミュラはそのままで、多くの場合パッケージングも変わりません。
プライベートラベルのスキンケアとは?
既存のフォーミュラ、またはそれを調整したフォーミュラを、お客様が選んだパッケージングとラベルで、お客様のブランド向けに製造するものです。香り、カラー、テクスチャーなどの調整を伴うことがよくあります。また「プライベートラベル化粧品」という言葉は、ある企業が製造し、別の企業のブランドで販売されるあらゆる製品を指して、広い意味で使われることもあります。
OEM:お客様の仕様に基づいて製造
OEM(相手先ブランド製造)では、メーカーがお客様のコンセプトと仕様に基づいて製品を製造します。
ODM:お客様のために設計・製造
ODM(相手先ブランド設計・製造)では、メーカーがフォーミュラ、コンセプト、パッケージングの提案まで手がけます。OEMとODMの違いは、誰が製品を設計するかに集約されます。詳しくは、ビューティ業界におけるOEM/ODMの意味をご覧ください。
「受託製造」という言葉は、多くの場合この4つすべてを含みます。使われ方は地域やサプライヤーによって異なるため、どのモデルなのかを見積書に明記してもらいましょう。
スキンケアのプライベートラベルとホワイトラベル、OEMとODMを並べて比較
商取引上の条件で見ると、4つのモデルは一般的に次のように比較できます。ただし、サプライヤーによって異なります。
ホワイトラベル
- フォーミュラ:サプライヤーのもので、他のブランドにも販売されていることが多くあります。
- カスタマイズ:ラベルと外装デザイン。
- MOQ・コスト・スピード:通常、MOQが最も低く、最も早くローンチできます。
- 差別化:限定的。
プライベートラベル
- フォーミュラ:通常はメーカーのものです。プロジェクトの範囲と商業上の合意内容に応じて、独占提供が可能な場合があります。
- カスタマイズ:パッケージング、ラベル、およびフォーミュラの一部調整。
- MOQ・コスト・スピード:MOQは低〜中程度。量産対応のフォーミュラを使えばスピーディーです。
- 差別化:中程度。
OEM
- フォーミュラ:お客様の仕様に基づいて構築されます。所有権は契約で合意しておく必要があります。
- カスタマイズ:お客様の仕様の範囲内で高い。
- MOQ・コスト・スピード:原料、パッケージング、バッチサイズ、そして仕様がどこまで固まっているかによって決まります。
- 差別化:高い。
ODM
- フォーミュラ:お客様のために開発されます。所有権、ライセンス、独占性は契約内容によって決まります。
- カスタマイズ:最も高い。
- MOQ・コスト・スピード:開発と試験を先に行うため、多くの場合コストが最も高く、期間も最も長くなります。
- 差別化:最も大きな可能性があります。
フォーミュラ、パッケージング、印刷には、それぞれ独自の最小発注数量が設定されている場合があるため、構成要素ごとのMOQを確認しましょう。
たとえば、初めてのホームケアラインを立ち上げるスパであれば、プライベートラベルを選ぶかもしれません。既存のジェルボディローションに施術ルームと同じ香りを合わせ、標準パッケージングをスパのブランドカラーで仕上げる、といった形です。一方、独自の成分ストーリーを軸にシグネチャーセラムを開発するブランドには、ODM開発と書面による独占契約が必要になる場合があります。
誰が何に責任を負うのか
どのモデルを選んでも、主要市場ではメーカーの役割とブランドの役割が区別されています。
メーカーが一般的に担うのは、次の事項です。
- 生産、品質管理、バッチの出荷判定
- 試験成績書(COA)、安全データシート、全成分リストなどの技術書類
- 米国では、適用除外に該当しない限り、製造施設をFDAに登録すること
ブランドまたは輸入者が一般的に担うのは、次の事項です。
- 米国では、MoCRA(化粧品規制近代化法)に基づく「責任者」としての役割。責任者とは、ラベルに名称が記載された製造業者、包装業者、または販売業者で、プライベートラベル製品の場合は通常、ブランドまたはそのディストリビューターがこれにあたります。責任者は、市販する各製品を成分とともにFDAにリスティングし、そのリスティングを毎年更新するとともに、重篤な有害事象を報告し、安全性を裏付ける記録を保管しなければなりません。
- EUでは、責任者(Responsible Person)としての役割。EU域内に拠点を置く責任者が指定された化粧品のみを市場に出すことができ、輸入品の場合は、輸入者が書面でEU域内に拠点を置く別の者を指定しない限り、輸入者が責任者となります(規則(EC)No 1223/2009 第4条)。
- グレートブリテンでは、製品が消費者に届く前に、別途英国に拠点を置く責任者を置き、製品を届け出ること。
- 各市場向けのラベルの訴求表示と翻訳。
この役割分担は、モデルの呼び方によって変わるものではありません。パッケージにお客様のブランドが記載されていれば、市場での義務は通常、お客様または輸入者が負います。規制は変わるため、各市場の当局または薬事コンサルタントに確認してください。
最適なモデルの選び方
ブランドの段階に合ったモデルを選びましょう。通常、決め手となるのは次の5つのポイントです。
- 予算。ホワイトラベルとプライベートラベルは通常、初期投資が最も少なく済み、ODMでは最も多くの投資が必要になるのが一般的です。
- スケジュール。量産対応のフォーミュラを使えば、開発がクリティカルパスから外れます。
- 差別化。競合の多いカテゴリーでは、他社も購入できるフォーミュラで優位性を守るのは困難です。
- 訴求の目標。SPF、シワ改善、機能性ブライトニングなど規制の対象となる訴求には、どのモデルであっても、ターゲット市場での試験、登録、または認証が必要です。米国では、意図された用途によって、製品が医薬品、または化粧品と医薬品の両方に該当する場合があります。
- ターゲット市場。成分やラベルのルールは市場によって異なるため、そのフォーミュラをその市場で販売できるかどうかを早めに確認しましょう。
ハイブリッドなルートも可能です。まずプライベートラベルで市場をテストし、販売消化率から需要が確認できた段階でカスタムフォーミュラへ移行する方法です。
書面で確認すべき質問
モデルの呼び方が何であれ、お客様を守るのは契約です。次の質問には、書面で回答をもらいましょう。
- フォーミュラと仕様は誰が所有しますか?また、それらを別のメーカーに移すことはできますか?
- 製品は独占提供されますか?その場合、どの市場とチャネルで、どのくらいの期間ですか?
- 成分、サプライヤー、パッケージングの変更は、どのように承認されますか?
- フォーミュラ、パッケージング、印刷それぞれのMOQはいくつですか?
- 各バッチにはどの書類が付属しますか?また、各市場向けにはどの書類が用意されますか?
- 各市場の責任者または輸入者は誰ですか?
よくあるご質問
プライベートラベルとホワイトラベルは同じですか?
完全に同じではありません。ただし、サプライヤーが両者を区別せずに使うこともよくあります。ホワイトラベルは通常、1つの製品を複数のブランドに販売するもので、プライベートラベルは通常、より多くの調整が可能です。
プライベートラベル製品を自社ブランドの独占製品にすることはできますか?
場合によっては可能です。プロジェクトの範囲と商業上の合意内容に応じて独占提供が可能な場合があり、市場、チャネル、期間を限定した独占となることもあります。契約書に明記しましょう。
ODMはOEMより高額ですか?
必ずしもそうとは限りません。ODMの開発費は別途請求される場合もあれば、単価に含まれている場合もあります。OEMの場合は、開発費をすでに別のところで支払っていることもあります。ローンチまでにかかる総コストで比較しましょう。
フォーミュラの所有者は誰ですか?
一律のルールはありません。ホワイトラベルとプライベートラベルでは通常メーカーが保有し、OEMとODMでは所有権が交渉によって決まるため、書面で確認しましょう。
まとめ
プライベートラベル、ホワイトラベル、OEM、ODMは、既存製品にブランドを付けることから製品をゼロから開発することまでを結ぶ、ひと続きのスペクトル上にある選択肢です。今の予算、スケジュール、目標に合ったものを選び、ブランドの成長に合わせてスペクトル上を移動していきましょう。
結局のところ、どの呼び方を使うかよりも、どのような条件で合意するかのほうが重要です。
Hansolbioとともに最適なモデルを見つけましょう
Hansolbioは、社内にR&D、生産、品質管理の体制を備えた韓国の化粧品OEM/ODMメーカーです。すぐにブランド化できるフォーミュラから完全ビスポークの製品まで、ブランドづくりをサポートしています。
既存フォーミュラなら、当社ライブラリにある量産対応の完成済みフォーミュレーションを自社ブランドとして展開でき、最も速くローンチできます。成分、香り、カラー、テクスチャー、訴求はプロジェクトの要件に応じて調整できる場合があり、一部のフォーミュラとパッケージングの組み合わせは、MOQ 1,000プログラムでご利用いただけます。
差別化された製品をお求めの場合は、当社のR&Dチームが、お客様のコンセプト、成分、ターゲット市場に基づいてビスポークのカスタムフォーミュラを開発できます。


